工芸

株式会社目細八郎兵衛商店

導入事例 #02

自社のWebサイトと異なる
販売チャネルを獲得し、
新たな顧客にアプローチ。


株式会社目細八郎兵衛商店
代表取締役 目細勇治さん

導入した理由は?
  • 自社のWebショップの認知が広がらなかった。
  • 自社サイトと異なる販売チャネルが欲しかった。
  • 販路開拓に十分なリソースがなかった。
どう活用している?
  • 顧客の購入動機に新しい気づきがあった。
  • 新しい顧客層にアプローチした。
  • 売れるような商品を開発して販売した。
満足している点は?
  • 人件費などを割かずに販売チャネルが増えた。
  • 自社の商品の認知がより広がった。
  • 新しい「入口」をつくるチャンスができた。

導入したきっかけ

自社サイトと「役割」をすみ分けて、
ローコストで販売チャネルを確保。

当店は、加賀前田藩が城下を開く前から440年余り、藩主からその名を授かった「めぼそ針」、金沢の優れた伝統工芸に通じる美しくクオリティの高い「加賀毛針」の製造・販売で、伝統を守り続けてきました。しかし、現代のライフスタイルの中では、縫い針も、毛針も、ともに馴染みの薄いものとなっており、それらの価値や魅力を広く現代の人々に伝えていく必要があります。

そこで約15年前から、まずは商品を知っていただくため、自社サイト内でネット販売を行っていたのですが、広がり(認知)がいまひとつで。そこで御社のmiicha.に載せてもらえば、何か変わるかもしれないと思ったのが導入のきっかけです。

また、私たちは「伝統文化」に根づいたものを扱っていますので、そうしたブランドイメージを損なわず、自社サイトと上手くすみ分けたかたちで、amazon、楽天、Yahoo!といった他の販売チャネルを持ちたかったという理由もありました。ブランドはブランドで守りつつ、販路は販路で拡大するといった感じで。

さらに、販路の開拓・運営を自力でやろうとすると、それなりの労力やお金もかかるだろうし、費用を抑え、すべて代行をお願いできる点でもmiicha.は魅力的なサービスだなと感じました。

活用

これまでにない顧客の反応を実感。
売れる仕様を考えて商品を開発。

御社のmiicha.を導入して初めてわかったのは、モールの特典やポイントを使ってネットショッピングをされる方々が、思ったよりも多いということでした。これは自社サイトで販売しているだけでは恐らく気づけなかったことだと思います。

活用の面でいえば、現在(取材は2021年6月)はコロナということもあって、なかなか観光客も足を運びにくい。そんな中で、全国の方に向けて販売できるというのはありがたいですよね。

毛針といえば「釣り」の道具ですが、時代が変わって毛針がなかなか売れない。釣り人口は男性が多いのですが、ならば、まったく逆の、若い女性を対象にしたアクセサリーにして。

縫い針も、昔はそんなに売れるもんじゃないと思っていたんですが、パッチワークを趣味にしている女性に焦点を当て、かわいいな、とか、贈り物にしたいな、と思ってもらえるように開発を行っています。「なんとか売れるようにするにはどうすればいいか」ということで、裁縫セットにしたり、デザインやパッケージを考えたり。いちばん売れている「ハリネズミ裁縫セット」もそうですね。いろいろ考えてカタチにし販売しています。

効果

まるごとお任せできるので安心。
新たな「入口」をつくるチャンスも。

ネットでは自社のサイトとmiicha.をメインで販売していますが、ECの売上でいえば、自社がちょっと多いくらいで、ほとんど半々の比率です。うちの場合だと、規模も小さく、自社だけでamazon、楽天、Yahoo!などのモールと直接やるのは難しく、まるごと代行いただける部分はホントに助かっています。

商品の認知が広がると、セレクトショップ的にECサイトを運営する会社から直接お声かけいただくこともあります。ただ、そこでコンスタントに売れ続けることは非常に難しいのですが…。

いずれにせよ、コロナが収束しても、ネットがとても身近な時代になってきているし、そういう意味では、自社のサイトにしろ、外部のサイトにしろ、ネット販売はますます重要になっていくと感じています。なので、もっと個性を出していきたいですね。

miicha.には、同じ地元の店舗が多く出店しているので、うちの商品だけでなく、他の店のものと一緒に注文・購入する方がいらっしゃるのも、自社のサイトにはない面白さの一つです。今後は、そうした他の店舗とコラボして、限定商品や企画商品の開発を行うなど、そんな展開ができれば楽しいですよね。ともに新しい切り口で「入口」をつくっていけたらと思います。


目細八郎兵衛商店

創業1575年(天生3年)。初代・八郎兵衛が考案し、加賀藩主から「めぼそ針」という名称を授かった縫い針と、17代・目細八郎兵衛がその名を広く全国に知らしめた「加賀毛針」を今に伝える金沢の老舗。現在は、受け継がれてきた技術を活かしつつ、毛針に使われる天然羽毛の美しい風合いに現代風のデザインを加味したフェザーアクセサリー、かわいらしい見た目のお裁縫セットなど、人気・定番商品を次々と生みだし、それらの新しい楽しみ方を提案している。

石川県金沢市安江町11-35
076-231-6371
営/9:30~17:30、休/火曜
http://www.meboso.co.jp/

目細八郎兵衛商店のページはこちら(城下町金澤本舗)
https://kanazawa-honpo.com/shoplist/meboso/

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